冷えの小話
- 秋山妙子
- 9月19日
- 読了時間: 4分
部分的な、冷えのお話です。
思い当たることのある人も多いと思うので読んでくださいね!

先日、朝一番に母から、
「時間があったら電話ください」
とめずらしく緊急度の高そうなメッセージが来た。
電話してみたらば、高く張った声で、
朝起きるなり片方の股関節が痛くて、うまく歩けなくなっちゃったのよ!と言う。
股関節の、奥のほうが痛くて、適当な痛みって感じじゃないわ。昨日まで全然なんとも無かったのに!どうしちゃったのかしら。
父のこともあるし、来月は京都旅行だし、杖も持っていないし、庭仕事をやりたくて引っ越して、やっと形が整ってきた庭の手入れどころじゃなくなっちゃう。やだわ!何なのかしら?
変なテンションで色々と話し続ける。(枝葉を広げる話し方)
「昨日、足が冷えすぎたりするようなこと、なかった?」
「そんなことしてないわよ、いつも通りだもの」
午後に病院に行ってみる、というので、
① できるなら湯舟につかってあたためてから、横になって休んでみたらいいかも。
② 温めたときに痛くなったらすぐお風呂からあがってね。
③ 痛くなる姿勢は避けてね。
④ どう動いたらどう痛いのか、先生に話せるようにメモしておいたほうがいいかも。
⑤ お母さんからしたら突発的な大問題でも、整形外科の先生は大抵塩対応なので、「まあ、加齢でしょう」ってレントゲン撮って、「痛み止め出します?」くらいのことしか言わないかも知れないけど、それに落ち込まないように。
⑥ お父さんのことなど先のことは、その都度皆で話し合ってなんとかしていくので、今は気にしないように。色々考えちゃうかも知れないけど、ネガティブにならないように。
⑦ 夕方に落ち込みがくるかもしれないけど、あらほんとだわ、思っておくように。
と話した。夜にまた電話すると言って、切った。
うーん。これで母の歩行が不自由になったら、ちょっと厄介になるな。介護していたほうが転倒して云々の老々介護話、よく特集されているあれか。(自分が考えがち)
夜になっても母から電話が無いのでこちらから電話してみたら、お風呂であたためてから寝ていたら、すっかり良くなっちゃった!と上機嫌になっていた。
よくよく前日の行動を思い出してみたら、バスの中、電車の中、レストランなど、次々と冷房の中にいて、足元が寒かったそうだ。
明日の朝にまた痛みがあるかどうか、良く確認してみてね、と伝えて一晩超えたらば、
「朝になっても全然痛くないわー!」と元気に返事が来た。
部分的な冷えで体のバランスを崩すことは、決して珍しくなくて、お客様の体を触りながら、
「これは頭上右上に冷房の吹き出し口があるのではないかしら」
などと思うことがあります。
足だけ、首だけ、右側だけ、など、筋肉の一部が連続で冷やされ続けると、その一部だけが強く収縮するので、連動する筋肉が引っ張られて、急に動きに不自由が出たり、痛みを伴ったり。
私も冬に軍艦島に行ったとき、甲板に並べた椅子の一番右端に座って右側に海風を浴び続けていたら、船を降りて歩き出してから急に右股関節が痛くなり、びっこを引きながら焦ったことがあった。
冬、首の施術を受けた後すぐゴルフの打ちっぱなしに出かけた方が、芝生のほうからの夜風を片方の首に受け続けて、翌日の朝、口が開かなくなってしまったこともある。
母が無事復活したからいいけど、この状態のまま、慌てて近所のポキポキ整体に行ったりして、ダイナミックにボキボキッ、なんてされてしまったら、怖かったわ。
この話を母が家族ラインにアップしたら、建築現場で働く家族が
「今年から空調服が義務付けられたんだけど、疲れが全然取れないと思っていたら冷えだったのか、納得しました」
と返信していた。
調べたら「空調服」のあとに「体調悪い」って予測変換が来るほどでした。空調服を着ている方も気を付けて。
皆様も似た症状があったら、部分的な冷えは無かったかな、って思い出してみてくださいね!
これからまた気圧と気温の変動が始まり、夏の疲れを貯めている方はお疲れ貯金が満期になってきます。私も先日の集中豪雨の後の低気圧でフラフラになりました。
休めるときは休んで(こればっかり言ってる)、秋に動き回れるようにしましょう!
お疲れ貯金は7割のときに、お越しくださいませ。
ご予約はこちらから
ではでは、サロンでお会いしましょうー!
コメント