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グリーフマッサージ「光の雨」とは
目次
​・グリーフマッサージについての記事
1.グリーフマッサージ「光の雨」とは
2.超弱圧ができるまで
3.悲しみを癒す
​4.料金
 
 
・グリーフマッサージについて、小冊子に掲載されました。
画像をクリックすると掲載ページに飛びます。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1.グリーフマッサージ「光の雨」とは


グリーフマッサージ「光の雨」は、グリーフケアの一環として考えました。

施術のタッチは超弱圧。肩も首も腰も、全く圧をかけません。

足先から一定のリズムでお身体のすみずみまで、ゆっくりと包むように全身を撫でていく、ストレスゼロのオイルマッサージです。

超弱圧と一定リズムの作用により、心の回復が期待できます。

 

オイルマッサージは好きだけど、重いのが嫌。

軽いオイルマッサージは、撫でてるだけで物足りない。

 

眠れない、心が疲れて、気が高ぶっている方にもおすすめです。

 

 

 

​2.超弱圧ができるまで


この変わったタイトルの施術は、80代の男性を担当して生まれたものです。

 

大変にお洒落なお爺様で、(あの)ジョン・ガリアーノが僕のお店に来ては、まとめ買いをしていくんだよ、という日本の工芸品を取り扱っているお店の経営者さんでした。

 

いついらしても、それはそれは素敵な帽子をお召しでしたが、なんと

「帽子職人から帽子が届いたら、その帽子に合わせてスーツをオーダーする」

という森茉莉も黙る極上の出で立ち。

 

「僕は足が悪いから、3時間、ごくごく軽いのをね、お願いします」

 

「軽くして」と言う方に限って、丁寧に圧を入れると「もっと強くていいわ」と言う前例多し。

「お任せください」と担当しました。

 

ところがこのお爺様、ちょっとでも圧を入れると

「おいおい、おいおい、君はまるで漬物石みたいに僕をギュウギュウ、やりこめるねえ」

と言う。(本当にこういう口調でした)

 

「もっと弱く、もっと弱く」

 

と言われ続けて3時間。

 

それを週に一度いらしてくださった成果で、圧はさらに、さらに軽く。

 

集中して手のひらと指先の感覚に頼りながら体のカーブの全てを丁寧に拾っていくうちに、

 

「帰りの電車では体が熱くて熱くて、真冬でもコートは要らないんだよ、不思議だねえ。まあ、合格ライン、でしょう」

 

と言われるようになりました。

 

その施術をしているときは、光の雨の中にいるイメージでしたので、心の中でこの3時間を「光の雨」と呼ぶようになりました。

 

そんないきさつで誕生したメニューです。

 

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3.悲しみを癒す ーグリーフケアへー

 

人は感情によって、感覚の受容が大きく変わります。

非常な悲しみや失意にいるお客様の施術をしたとき、何をしても

「痛いです」

と小さな声でつぶやくお客様に対して、超弱圧マッサージメニュー「光の雨」が役に立つのではないかと考えたことから「グリーフマッサージ」という別名が生まれました。

アロママッサージでも重く感じるほど、憔悴している心。痛いほどの悲しみ。

大人になると常に強さが推奨されます。悲しみに関しても同じ。

いつまでも悲しんでいる訳にはいかないと、無理に押し殺してしまいます。

特に大切な人が亡くなった時は、その後の事務的な忙しさで、悲しみに向き合う時間も取れません。

何週間か経って、外出できるくらいの体力が復活したら、施術を受けてみましょう。

悲しみが強い方には、悲しみに対応した3種から精油を選んで頂きます。

カウンセリングでは特にお辛い出来事に関してはお尋ねしません。

施術中は泣き続ける方もいらっしゃいますが、泣いても、お話されていても、構いません

「いつまでも泣いてちゃいけない」

「私までおおっぴらに悲しんでは、まわりが心配してしまう」

「いつまでも暗い顔をしていてはいけない、早く立ち直らないと皆に迷惑がかかる」

アンカー 4

立てないほどの辛さ、悲しみを無視しながら必死で普通に生活を続けるあなたの代わりに、施術者があなたを受け止め、大切に扱い、話を聞いたり、黙ったりしながら、ゆっくり身体を緩めていくことで、隠れていた感情がそろそろと現れて、身体が息を吹き返してきます。

施術後のお顔が、はっきり変化し、帰宅したお客様からは長いメールが届きます。

気持ちの整理の足がかりになる。こんな気持ちだったのかと自分の心に足を踏み入れていく。

 

自分の感情を自分で食べて、消化していくことで、人は深く、美しくなっていく。

奥深く打ち捨てられたの金庫に押しつぶしてある感情を取り出し、広げて、包まれなおすとき、「触れる力」が強く作用します。

私も大変なことがあったとき、悲嘆の底から何人もの手から手へ運ばれて岸に上げてもらい、そこで身体を拭いてもらったり、食べ物を口に運んでもらったり、髪に花を挿してもらったり。そんな印象で皆さんに助けてもらいました。

辛いときは、パフォーマンスが落ちて当たり前。

神様を恨んで当たり前。

差し延べられる手には、体の力を抜いて、「お願いします」って寄りかからないと、先に進めないんです。

それは外注でも良いんです。

元気になったら、自分が助ける側に回れます。

悲しみと、それに触れる手について。それがもたらす心への作用は、計り知れません。

施術者として、また助けて頂いた経験者として、皆様にお伝えしていきたい、と強く思うのです。


 

★「グリーフケア」(grief)=深い悲しみ

深い悲嘆にくれる人の、悲しみから立ち直れるよう支援すること。

精神的、肉体的に立ち直り、正常な日常生活へ戻っていくサポートする役割を果たします。

4.料金

超弱圧・グリーフマッサージ「光の雨」

通常料金 90分17000円    120分22000円

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