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「力が抜けなくてすみません」


こんにちは。暑い、暑い。


「整体やマッサージに行くと、力を抜いてください、抜いてください、と言われるけど、抜き方がわからなくて」


というお客様。一定数いらっしゃいます。


首、腕、指。


こちらが施術をしようと持ち上げようとすると、お客様のほうは力を入れて協力してきてくれる。


手の指なんてピーンと尖らせて、差し出してくる。


これは確かに、施術側としてはちょっとやりにくいところもあります。施術しようとするパーツが、堅くなってしまうから。


なので、こちらも色々に試行錯誤して、力を抜いてもらう工夫をしています。


逆にお客様のほうでは、「力を抜いて」「抜いてください」と欲求されているのに、それができないことにジレンマを感じられ、施術の効果が出ないのではないか、他の人にできていることがなぜ自分にはできないのだろうか、などと考えていたりします。


でも大丈夫です。施術「者」に慣れてくれば、そのうち抜けてきます。


ちょっと話がずれますが、猫にも「これこれ、お前さんは犬ですか」というくらいひとなつこい個体もあるし、「10年一緒にいるのに抱っこをいやがる」という子もいます。


人も同じ。初めて会った人に、こんなに近い距離で体をべたべた触られて、さらに首や頭の急所をお任せするって、普通に考えてかなり度胸のいることですから、体が緊張するのはむしろ当たり前だと思います。


「この人なら、別にいいや」という気持ち。


どちらかというと信頼というよりは、「どう思われてもいいや」というくらいに抜けて来ると、体も抜けてきます。気を使わなくていいやっていう領域でしょうか。笑


そんな訳で、力が抜けない方も、「マッサージがうまく受けられない」などとご自分を責めずに、いらしてください。


力を抜けない物語というのが、ひとそれぞれにあります。


力を抜けないことで社会的に貢献できることもあります。

几帳面な仕事がキープされたり、家族の健康を守ったり。


なぜ力を抜けないのか、何から自分を守っているのか。

それを一緒に探していくのも面白い旅です。


私も力を抜くのは苦手です。


なーんにも気にしないで、横になってください。


あとはなんとかします。笑 だらっとね。


ではでは、初めての方も、そうでない方も。


夏のオイルマッサージをどうぞ。お待ちしてますー!!





(写真は柔らかい蛸が海底を歩いているところ。蛸の動画が好きで時々見ています)


ではでは、サロンでお会いしましょうね!


お待ちしておりますー!

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