大家族のお盆
- 秋山妙子

- 4 日前
- 読了時間: 4分
私は4人兄弟の長女です。19歳まで、最大65平米の団地にギュウギュウで育ち、週末及び全ての休日は父が生まれ育った田舎の家で過ごしました。
父は退職してから一人で田舎の家に住み、母は庭つきのマンション暮らし。
年老いた父の暮らしが立ち行かなくなり、今年(2026年)の1月末に施設に入りました。
田舎の家は隔週に一度くらいのペースで、皆で風を通したり、押し寄せる雑草を刈ったりしています。
■
お盆に、父母を芯にする家族が田舎の父の家に集まりました。
1月から施設に入居した父は、首も背中も曲がらず、普通の車に乗るのが大変になってきた。
かびくさくなっていた留守の田舎の家は、皆で7月から毎週掃除して、お盆用に整え、父が体をかがめなくても乗れるよう、弟が大きな車を借りて、田舎の家まで父母を乗せてきました。
父の歩幅は3センチ。目もほとんど見えないので、ベッドから車まで、車から玄関までは車椅子を借りることになった。
大きな車を借りたり、トイレに手すりを増やしたり、車椅子を借りたり、色々なことが変化する。
16人が集まって、皆がわんわんと話すと父が置いていかれてしまうので、孫が一人一人が父のそばにきて、父に近況を話しました。

どこどこの会社で何何をしています。
就活をしています。
こんな研究をしています。
孫も育って、社会人が3人。嬉しいような、寂しいような。
9月から同棲開始をする男の子が!!
盛り上がる女子+婦人群。笑
ときめくわー! 仲良くね。
父は頑張って孫の報告を聞いていたけど、8人ともなると疲れてきて、会話が支離滅裂になってきた。
でも父は懸命に「父」ではあり続けようと頑張っていた。ちゃんとした「父」であることが、父の1番大切なところなんだろうな。
父にとって大変に情報の多いお昼ご飯を通過し、お茶をする頃には、もう自分がどこにいるのかわからなくなってきていた。
お正月に集まった時は、父を一人で座らせたままにしちゃったので、今回は誰かが必ず父のそばにぴったり付き、父が置き去りにならないようにしました。
母も私も妹も、やっぱり久々に若い子たちに会えると嬉しいし、彼らの近況を(根掘り葉掘り)聞きたくなっちゃって、いつの間にか父のことを忘れちゃうのよね。
誰かがぴったり近くにいると父は安心しているように見えて、そのうち座ったまま眠ってしまった。
皆で写真を撮って、片付けて解散しました。
帰りの車に乗った父はどこにも焦点を合わせない静かな目つきで窓の外を見て手を振り、それが浮世離れした高貴な人みたいでした。何にも取り繕わない静かな表情。新生児と父にしか出来ないというか。

私にはまだまだ。
施設に着いた父は疲れすぎて不機嫌になり、母は大変だったようです。お疲れ様でした。
私の家には息子夫婦が泊まり、夜ご飯と朝ごはんを食べました。
息子のお嫁ちゃんの身支度は、とても丁寧。
自分を大切に扱う人は、綺麗だな。
綺麗なポーチ。綺麗な容器。綺麗な手つき。
いつもしみじみと見惚れております。
そんなこんなでお盆が終わった。
さっき、
「なんだか全部面倒で、頭も回らないわ」
と母から電話があった。
お盆の前も5人組の来客があって、色々おもてなしをしていたし、この気温差、台風の低気圧、そして今回の16人集合。(をこなす82歳)
そりゃ疲れるよ。思っているより疲れているだろうから、8月いっぱいは思うように気力が出てこないこともあると思ってゆっくりしてたらいいよ、と伝えました。
父が施設に入ってから、初めてのお盆でした。
お正月には、
「次のお盆は、ここで集まれるのかな」
と話していた。加えたり、削除したり、色々工夫して、実現できた。
お正月も集まれたら良いね どうだろう
次回の願いが切実になってきました。
それぞれできることを持ち寄りながら、家族の変化を見て行きたいと思います。
私は夏バテが始まり、体調イマイチです。
次回に書こうかな。
皆様のお盆はどんなでしたか?
サロンで教えてくださいませ。
ご予約はこちらからどうぞ。
ではでは、サロンでお会いしましょうー!




コメント