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施設での暮らし半年目 幸福の想像

前書き:文章を書くのが好きなので、色々な場所に書き散らしているのですが、HPのブログはなるべく施術関係のことを載せるようにしていました。


一番なんでも載せるのはフェイスブックで、あの場所は従来の友達がいるため、個人的なことも沢山書いています。


最近、お客様も年を重ね、私も同じく、家族も同じく、という流れで、どうしても日常に、老いや死に関係する話が多くなってきました。


ここであまり自分の家族のことばかりを書くのもどうなのかな、と思っていたのですが、今年の1月末に父が施設に入り、父の衰える様子から考えさせられることがあまりにも多いので、こちらにも父の話を載せていこうと思います。 田舎で独居していた父は、緑内障を放置し目が不自由になってしまったため、今年の1月に施設に入居しました。


 

母の家から父の施設は徒歩10分なので、母は、ほぼ毎日、施設に通っている。


目に自信があって緑内障の目薬を無視していた父、今になって殆ど目が見えなくなってしまい、目の衰退とともに認知力もどんどん落ちているけど、施設に入ったことで、倒れた状態で発見される独居暮らしの心配は無くなった。


安心安全な世界の中で、食事の時間に呼ばれ、手を取られてゆっくり食堂に行く。

食事と、お風呂と、母が連れ出さない限りは、父は個室の外には出ない。部屋に父を訪ねてくる人は家族以外いないので、食事が終わると部屋に戻され、次の食事までただただベッドに座っている。たまにラジオがついている。情報の処理ができないそうで、野球もお相撲も、内容がわからないそうだ。私が英語の放送を聞いている感じなのかしら。

 

ずっと座っているのも疲れるので何となく横になる。週2回リハビリの先生を入れたけど、基本的に動かない。体が曲がって固くなって、仰向けで眠ることができなくなった。


好奇心旺盛だった父だったけど、「何かをしよう」という気力が無くなったのが大きい。新しいものを使えないので、「これを使ってみたら」「こうしたらこれができるよ」という提案ができなくなった。父は、ワンタッチ外線で母には明け方だろうが真夜中だろうが、電話をかける。母以外にはかけられない。母が出た時には電話をかけていたことを忘れていることもある。

空腹や眠気の波もなく、明るいのか暗いのかもわからないので、電話はいつも

「今は何時かね」

から始まり、

「じゃ私は次の食事まで、だた待っていればいいんだね」

で終わる。私はここで死ぬのを待っているだけだから、と言うようになった。


歩幅は3センチ、動作も緩慢なので電話に出るのがストレスになり、もう電話はしてこないで、と言われた。

手紙も読めず、電話もできないのに

「話す人がいない」

と言われると辛いなあ。父に気力さえあれば、まだまだ色々なことができるのに。


父の携帯に大量に届いている詐欺メールの一部
父の携帯に大量に届いている詐欺メールの一部

気力も食欲も無い人に栄養満点なご飯を与え続けるって、どうなんだろうか。

恵まれていて、良いことなんだろうか。

いかんいかん、どうしても良し悪しで考えてしまう。

でも、もっと良いやり方があるのではないか。


あっ、また「良い」だ。


「良い」って何か、と考えるに、それは父が満足気にしているという、私の世界の幻想みたいなことだったりする。


今回はできるだけ長く一緒にいようと思って、なにをするでもなく、父の部屋にいた。

午前中に車椅子を併用して一緒に散歩に出た。歩幅3センチでの外移動を終えて疲れた父は、お昼ご飯を少しだけ、やっと部屋で食べ終えると、すぐに横になった。


今日のお昼ご飯。疲れているのでうまく食べられない。四分の三くらい、私が食べました。
今日のお昼ご飯。疲れているのでうまく食べられない。四分の三くらい、私が食べました。

1時間ほどして、目をつむったままゆっくりゆっくり体を起こしたと思ったら、目をつむったままベッドに腰かけ、何を話しかけても答えなくなった。


これ以上話しかけるほうが疲れるかな、と思い

「お父さん、帰るね。また来るね」

と大きな声で言ったら、ゆっくり体を横にしながら

「よくきてくれた」

と言った。目は閉じたままだった。


冷房が早くも開始されていました。冷風がベッドに直撃するので、簡易的に風よけ。新聞はオオタニの全面広告。
冷房が早くも開始されていました。冷風がベッドに直撃するので、簡易的に風よけ。新聞はオオタニの全面広告。

時計を見たら14時だったけど、本当に今が何時なのか、わからないような時間の流れ方でした。


施設で音楽のイベントがあると、社交的な母は父を食堂に連れていく。

父は楽しめずに文句を言うので、母は結局父を部屋に連れて戻ってくる。


私も母も、楽しさや社交に重きを置いているので、勿体ないなと思ってしまうんだけど、父の満足は父にしかわからない。


結局現在の父の毎日は、今まで生きてきた父の集大成なのではないかと思ったりします。

 

一方の母は、めちゃめちゃ元気です!

が、今や、この手の話題が増えて、どの人のお話も本当に興味深いです。

皆様のお話もよろしかったら是非、聞かせてください。



7月最初の週末に関西に行きますー!


4(土)7(火)は大阪・四ツ橋のヘアサロンでヘッドスパ。

5(日)は芦屋でスウェディッシュマッサージと腸もみ。

090 よんよん35 2989 ショートメールにて、お気軽にお問合せください。



ではでは、サロンでお会いしましょうー!


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