おらおらでひとりいぐも

August 23, 2018

先日母の家に泊まったとき、

 

「この本、話題だったから買ったのよ。なんだかぐちゃぐちゃして全然わからなかったわ、妙子にあげる」

 

とこの本を渡された。

 

第158回芥川賞受賞、最年長で受賞した若竹千佐子の
「おらおらでひとりいぐも 」

 

旬の本を殆ど読まないので、遠めにぱらぱらとめくった。

 

「読める」と思ったので、もらってきた。

 

東北便がねろねろと入っていて、濃い。


それが邪魔して、向こうが見えにくい。

 

しかし!私はもともと方言で書かれたものが好きで、松谷みよ子の「日本昔話」を1月から12月まで全部持っているのです。

 

このシリーズは聞き語りを文字に起こしたもので、方言によってはなにがなんだかさっぱりわからないのですが、何度も音読してるとわかってくる。

 

3枚目の写真の本文は山形の「花咲爺」です。


音読してみて。笑

 

という訳で、おらおらでひとりいぐもは、難なく読めた。そして面白かった。一気に読んだ。

 

主人公の頭の中では、常に色々な人が勝手に語る。

 

私も頭の中で常に複数の人が話している。昔は攻撃性の高い集団が住んでいたので辛かった。

 

今は統合されて少なくなり、さらに中の人が無口になってきたので、大分生きやすくなった。見守られている感じだ。

 

独居の老婆の独白、どろどろの孤独節になるところを、主人公を「桃子さん」と呼ぶ語り手の口調が大きく助けている。

 

「タエコチャン」という女の子が思い出に出てきて嬉しくなった。私が参加しているみたいだ。

 

朝、喫茶店でこの本を読了した。

 

最後の最後の段、この話は唐組の舞台のように一気に開ける。

 

向こう側から吹いてくる風に泣けて、喫茶店で困った。

 

読んでみた人いるかな、感想聞きたいな。

 

友達に見せたら、やっぱり「なんかシンプルじゃないな」と言っていた。

 

ごたごたしたのが好きな人に良いかも!


読んだ人は、サロンの予約をしませう。(強引)

 

おやすみなさい。

 

 

 

 

 



 

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