体の働きに思いを馳せる

July 18, 2015

こんにちは。

空が、どこにむかうか決めかねているような、渦巻くお天気ですね。

人の体に触る仕事を生業にするようになって、

 

「これをロボットで作るとしたら、どうなるんだろう」

となにかにつけて考えるようになりました。

 

 

例えば歩行ロボットを作って、

 

 

フカフカした枯葉が何層にも積もったボコボコの山を歩かせる。

20センチの積雪を歩かせる。

水を入れた田んぼを歩かせる。

 

大変なことです。

 

また、分業でひとつの動作を完成させようとしたらどうなるか、もよく考えます。

 

大きな口のセットを作って、全員で人形浄瑠璃のように裏方で口を操る。

 

私が舌に手を入れて、
鈴木さんが上唇、
佐々木さんが下唇、
田中さんが上顎、
須藤さんが下顎、
高橋さんが唾液分泌、
野中さんがノドの栓。

 

唇と顎を開けて、ものが口の中に入ってから、


唇だけを閉じ、顎をすりあわせながら、舌でかき混ぜながら、唾液を出しながら、咀嚼、嚥下。

 

例えばスイカを口に入れたとき、咀嚼しながら、種だけを噛まずに舌で押し出しながら食べるなんて、大変に難しいことだと思うのです。

 

(このセットを作って、小学生にやらせたら、すごく楽しいと思う!誰か作ってください!)

 

その間も体はバランスを取り、次のスイカを見ながら、明日のことを考えたり、しています。

 

私たちは、ついつい、容姿や「この体は何ができない」みたいなことばかり考えてしまいがちです。

 

他の人より能力が低いから。
美しくないから。
雑に扱っても壊れないから。

 

けれど、なんでもそうですけど、失ってからわかった、なんてことのないように、

 

自分が大好きである必要は無いと思いますが、

程ほどに大切に、程ほどに愛していけるよう、時々は思い出しましょう。

 

私たちには、同じ能力のものは、作ることができないということを。

 

ではでは、寝そべっても良し、掃除しても良し、水辺や森に行くのも良し。

 

巣晴らしい三連休をお過ごしください。

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