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自由家族

執筆者の写真: 秋山妙子秋山妙子

私のサロンのお客様は10代から80代まで幅広いので、色々な世代の「大切にしているもの」を聞く。


その中で面白いなと思うのが、若い人たちの結婚願望に対する薄さで、結婚や育児で生じる拘束、失われる自由がネックになる。


男女関係、生活様式、仕事、地域、義理家族、教育。

今の老人内閣が終わった頃には、遠からず日本の結婚制度も変わるかも知れない。


予算外の装飾品や服を無理して買わない、とか、 ウエストを締めるつけような服や、足の指が折れ曲がるような踵の高い靴を我慢して装着しない、とか、 フィットしない価値観の人と時間を共にしない、とか、 自分でできることは自分でする、とか。


こんな感じで、一人が好きで、一人で不自由しない男女が、仕事して、生活して、休日を楽しんで、納税して。


私を大切にしてくれない!とイライラする女子や、共感が少なくものわかりの悪い男子とずっと一緒にいるより、一人や、気の合う友達一緒に行動するのが普通になってきたら、


女性は女性同士で子育てして、社会もそれを後押しするフォローを入れて、男性は男性で、子どもを作ったら、賃金のうち子ども分は一度国に徴収されて、それが子どもに渡る、みたいな。




会いたいときに会って、一緒に暮らしたい人は暮らすけど、別に貞操を誓うこともなく、お互い自分のことは自分でできるし、子育て分は国がサポートする、みたいな。


「女は嫁として家に入り、その家の弱者を介護する」


が無くなってきて、男性も育児や介護をするようになって、もちろん弊害もあるだろうけど、


自分の面倒はだれかが(医者が、国が、嫁が、子どもが)みてくれるはず、っていう漠然としたものがなくなる状況を目の当たりにしたら、


さすがにもう少し皆健康に気をつけて、「痛み止めを飲んで働く」が既に常識になった状態も変わってくるかも知れない。痛みが引くまで、休めばいいのだから。2020年現在、それはまだむつかしい話だけど。


「そんなこと言ってるのは若いうちだけよ、今のうちにちゃんと結婚しないと、年寄りになったら寂しくなるんだから」


と言う人も多いけど、現在の若い人が高齢になったら、その時はパートナーといった対の関係じゃなくて、もう少し大きなコミュニティ、自由家族みたいなものが自然発生するのかも知れない。


それともまた一夫一婦制が見直されるかな。 「夫婦」って形だけ繕っても、歪んでばかりじゃ、ズレてる。


摩擦の熱量をエネルギーにする時代は終わって、風通しの良い透明度の高い時代へ。


古い価値観の人が自分の美徳を振りかざしている様子が滑稽に見えることもある。


「こうして生きていかなければだめよ」

と教わったことが崩れていくのは、人間だけじゃないかしら。

もっと生きやすく、自由に、豊かに。


なんてことを4連休中、一人で考えておりました。


よしっ、支度して。

サロンでお会いしましょうね!

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