5月は豊穣な時間の中におりまして、生きても生きてもまだ5月というめずらしい1ヶ月でした。
仕事のある日は仕事に行き、歯も1本治しました。
これは一番奥の歯が、私の頬にムチ・ムチと密着されながら、静かに虫歯を歯根に進めていたのを発見され、
これはもう、歯肉を切開して処置!!という宣言を受けてしまった。
指にずっと血圧計をつけながら処置が終わり、血の海を想像しながらそーっとうがいをしたら、口から透明な水がでてきた。
「透明!!」
って言ったら、 「電気メスだから血は出ないよ」 と先生。(←友達)
「口の中に焦げた匂い、したでしょ?」 「した!!」 「あれが肉の匂い」 「・・・・・(立ちのぼる数々の質問)」
☆
「肉が焦げる匂いって、一人一人だいぶ違うの?」 「えーほとんど同じだよ、コラーゲンの焦げた匂い。髪の毛の焦げた匂いと似てたでしょ」
たしかに・・・・
☆
ところで。
3年前の彼女の結婚式に、私、祝辞を読んでるんです。
5月アタマから考えていたことを診察台に寝たまま、ちょっとお願いしてみた。
「ところで先生、私が死んだら弔辞読んでくれる?」
「(爆笑)ここでそれ聞くーー?っていうかアッキーが死んだら誰が私に連絡くれるのよ?」(←いつでもシビア)
たしかに・・・・
息子は関西だしなー
「わかった。なんとか連絡いくように段取りしておくから、よろしくね」
と言って家に帰りました。
で、息子にその旨用の書類を作って、投函したところ。
☆
もうひとつ。
5月になって、なんとなく思い出した人に、
「ご無沙汰してます、なんとなく思い出したから連絡してみました。お元気ですか」
と連絡したらば
「昨日妙子さんのこと思い出したとこだったからびっくりしました」
的な返事があったり、逆に相手から連絡が来たりすることが、6件あった。
街中で会うような衝撃とは違う、静かなつながり。
やっぱり人って、見えないところで影響し合って、気持ちの流れでノックしたり、タッチしたり、押したり、引いたりしてるんだなと思いました。
という訳で、ながいながい5月が終わって、6月の中に入りました。
写真は友達がくれたイタリアの紙。
サロンの窓に貼ってみてね
と言われて貼ったら、こんなエンボスが。
ありがとう!
明日から、また月曜日。
窓を開けて、窓を開けて、夜風を。
ではでは、サロンでお会いしましょうー!