• 秋山妙子

新宿の花を抱えて


母の家に泊まりに来ました。

新宿小田急の花屋で花ぶりの良いソルボンヌを2本包んでもらい、

千葉まで抱えて持って行きましたら、

母が「やっぱり新宿の花は違うわー(見事)」と言いながら、重い花が倒れないように1本ずつ工夫して活けました。

夕方に別で食事を済ませてきたので、母との食卓は木綿豆腐、トマト。

その後は苺、冷やした甘酒、最後にコーヒー豆を芯にしたチョコレート。

人体展のこと、息子のこと、面白い友達の話、お客様の自慢、などなど、

深夜まで話しました。

話しながら私と母の様子を俯瞰して感じながら、思った。

母に、全部自分の言葉で、自分に起きている出来事を自分の感覚で話している。

母もそれを受け入れてくれている。

それは新しくて、素晴らしいこと。

母は丈夫で明るく、社交性のある人です。

子育てを終えて、妻という服、母という服をそろそろと脱いで。

「やりたいことが沢山あるわ」 本来自分が知っていた泳ぎ方で、母の新しい世界をぐいぐい泳いでいるご様子、何よりでした。

おやすみなさい。