サロンのポストに不在票が入っていたので受付に行ったら、 おじさんが奥から大きな本らしき包みを持って出て来ました。
注文した本は全部自宅に届くのに、何だろう。 抱えて1114号室に入って開けてみたらば、
B5サイズ、厚さ3センチくらいの、凄く立派な美術研究書が出て来ました。
著者名を見て仰天。
お客様の著作だ。凄い。
1万円近くする本。本当に嬉しい。
ありがとうございます。
難しいだろうけど、美しい表現。
毎日少しずつ読みませう。
読んでいるうち、お客様が時々口にする独特な表現の源泉はここにあったのかと感動しました。
もともと論文読みの脳でない上に、地理歴史に弱いのでなかなか読み進めない。
息子からもらったゆるーい地図絵本をチェイサーにして読むことに決めました。
ちょうど他に読み始めた未開社会の神話の本ともリンクするかも知れません。 (これも難しいから、ゆっくり)
装丁も綺麗。カバーの紙は羊皮紙の古染かな。 見返し、ハナギレも良い。
その方の体の中から丁寧に取り出されたように綴られた本でした。 帯文が 「定型の繰り返しにも見える ビザンティン美術の中に時に現れる不可解な図像。 多くの謎に満ちたイメージの声に耳を傾け、 隠れた真実を探し出す」 うーん、詩みたい。ライヒの音楽みたい。ヒンドゥー教の経典みたい。 こつこつと努力を重ねる人の力になれているとしたら、 身に余る光栄です、享受したいと思います。
良い日を。