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「穏やかに呼吸」九州からのお客様 ヘアサロン breath


以前ヘッドスパの勉強会に、九州は行橋のヘアサロンから参加されていた方々がいました。

そのヘアサロン「breath」の代表松本さんからご予約が入り、

奥様と二人で施術を受けたいとのこと。

その後さらに店長さんとヘッドスパニストさんから、ご予約が。

九州からわざわざ、また勉強会ですか?と伺ったら、なんとヘアサロンbreathさんは、社員旅行で総勢10名、東京へ。

その中の大切な時間を施術に当ててくださいました。

前日、breathのホームページを見てみた私は、

そこから2時間、PC前に釘付けになりました。

松本さんのコラムが本当に良い文章なのです。

これは91からの引用です。

深山(みやま)の桜という言葉があります。文字通り、山奥に咲く桜の木のことです。

breathは平成21年3月1日に3名で開業しました。

その頃は、3日間の営業でカットのお客様が一名だけ御来店、などのワースト記録をたたきだすような日々でしたので、当時出会ったこの言葉は、これまで幾度となく、しょぼくれそうになった私を支えてくれました。

開業前は小倉南区で勤めていましたので、独立の際に職場の上司からは”そんな行橋まで行かんで、近くに店出した方がいいぞ”と諭されましたが、出来る限り神様に借金せず、後ろめたい気持ちをなくして、堂々と胸を張って生きて行こうと思い、縁もゆかりもない、行橋にやってきました。

低い位置からスタートするということは、一見遠回りのようですが、苦しさや不自由さの中だからこそ”だったらこうしてみよう”という知恵や工夫が生まれ、それはかけがえのない財産になる、ということをじっくりと味わう事が出来ました。 たとえ深山の桜でも、いい花を咲かせていたら、人が足を運んでくる。

すると、そこに道ができる。

そのとき、深山の桜というのは、たいへんな値打ちがでてくる。 (中略)

breathはまだまだ、たいへんな値打ちには至りませんが、足を運んでくださる皆様の期待に応えられるように、いい花を咲かせていこう。そのように思っています。ありがとうございます。

このような、素晴らしい文章が続く中、さらに驚いたことがありました。

ヘアサロンbrethは平成21年から本日まで、スタッフが一人も「辞めていない」のです。

これは本当に松本さん、そして奥様の美保さんの謙虚な努力の結果以外ありません。

しみじみ、凄い方が来てくださるんだと心の襟を正しながら、自分は松本さんの10分の1でも努力しているだろうかと考えました。 松本さんと奥様美保さん、その後は店長佐野さんとヘッドスパニスト高橋さんが、

「できれば施術しているところを勉強させて欲しい」と

この小さなサロンで交互にずっと私の施術を見ていました。 質問しながら、説明しながら、有意義な時間になりました。 「スタッフが穏やかに呼吸をして、

やさしい気持ちで仕事をさせていただくことによりサロンの時間がゆっくりと流れる。

そうすることで、お客様にもおのずと安心と喜びを感じていただく。

私はブレスがそんなサロンに成長できたら最高だなあ思います」 綺麗な文章、立派な物言いは技術さえあれば誰にでも書けますが、それを実践している数少ない方にお会いすることができて、嬉しく思いました。

ありがとうございました。

↓スタッフ全員の全身コーディネイトの写真です。楽しそう。

仕事場には、仕事場の最良の関係を。これも一生の宝だと思います。

おやすみなさい。


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