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執筆者の写真秋山妙子

「死生観と葬祭」


色々な縁があって、「死生観と葬祭を考える会」という任意団体を主宰しています。

本日六本木にて【竹倉 史人の輪廻転生ー〔私〕をつなぐ生まれ変わりの物語】のイベントを無事終えました。

「生まれ変わりがあるんじゃないかな、という人は取り立てて過去生の記憶がある訳でもなく、感覚的にそう感じている。輪廻転生があるのか無いのかの議論ではなく、そういった感覚を持って生きる人の世界観に添って話を聞きたい」

と竹倉さん。

「感覚的にそう感じている」

私は子供の頃から普通に「死んだら、そりゃ生まれ変わるに決まってる」と考えてました。死後のその先には当然いつまでも何かが続いているという概念以外ありません。

なので父が「死んだら全て終わり、なんにも無くなっちゃうんだから」と頑なに言い切ったときには、いきなり巨大な黒い壁にぶつかったように驚きました。また、そう言い張って一歩も譲らない父を、本当のことを知らないまま脅えている人を見ているような感覚で見つめ、非常に気の毒に思ったことを覚えています。

「個人的に、行ったことも無く根拠も無いのに、なぜか無性に好きな土地(言語、風景、時代)ってある?」

私はある程度親しくなった人にこう尋ねるのが好きなのですが、

「意味も無く無性に、理由もわからないまま惹かれるものでいいから」

と畳み掛けて尋ねると、皆安心して、

「なぜかはわからないけど、実はこれこれが好き」と教えてくれます。

それがあまりに人それぞれで、非常に面白いのです。

(石畳、稲穂の海、ある時代の特殊な髪型、小さな南島、剃髪、麻の服、托鉢僧の集団、教会の棺、など、など、など)

個人的に私はロシア語の音が好きで、その会話を聞く度、またからりと晴れた広大な大地が広がる動画を見ると胸が苦しくなるくらい懐かしさを感じます。

竹倉さん、アドロール担当者様、そして本日足を運んでくれた皆様、本日の六本木の一室を素晴らしい場にしてくださってありがとうございました。

(この動画は以前一度アップしたのですが、今でも何度も再生しては目を細め胸を一杯にしています)(音楽も、メサメサ良い)

では、また!


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