• 秋山妙子

読書の楽しみ


左から、買った、買った、借りた、借りた。 久々に詩集買った。 昔は詩集ばかり集めていた時期があって、本棚一杯に持っていたけど、殆ど売ってしまった。けっこうな値段になったものもあった。 石原吉郎の詩は、パステルナークの詩に良く似ていて、揺さぶられる。 吉増剛造は昔の昔から好きで、今回の新書には私が一番好きな詩「絵馬」の最初が抜粋されて、入っていた。 絵馬はひとつの映画のような非常に長い詩で、最初から総身に鳥肌を立てながら紙をめくり、最後にざんざんと迫る揺籃のラスト この夏の霊魂をのせた一艘の船が揺籃の地を過ぎるとき この夏の霊魂をのせた一艘の船が揺籃の地を過ぎるとき は詩に魂を抜かれてしまうかと思った。 今でも時々読んで、顔をしかめています。 魂に届く文章を読むと、苦しい顔になってしまう。 どうしてだろうと考えるに、眉をひそめておかないと、揺さぶられた何かが眉間から飛び出してしまうからだと思う。 大好きな神保町の東京堂で買いました。 緑が好きだから、カバーが嬉しい。 文章が濃すぎていちいち揺さぶられるので、その都度顔をしかめては眼を上げてどこか他のところを凝視してしまい、全然進まない。 ゆっくり読みましょう。 おやすみなさい。


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