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執筆者の写真秋山妙子

「桜・鱗・血小板」


この時期、タイムラインは桜の写真に溢れる。

私にとって、桜の写真はどうでも良くて、その人がどのように見えている桜をどう切り取ってわざわざここにあげるのか、それを見るほうが面白い。

桜は本物を眼で見るほうが断然良いけど、年に一人くらい、これは凄いなと思う写真があがる。

去年は背中にタトゥーを入れた女友達が撮った夜桜が良かった。迫力だった。まだ覚えてます。

葉を持たずいきなり枝から噴出す桜は、私には血小板の噴出に見えて、

結論からいうとそんなに好きでも無いのですが、

それが枝から離れて空一杯に舞っている時は、

海の中で大量の魚の鱗がキラキラしているようで、

その真中に立っているとまさしく生命の揺らぎ、

という感じがします。

おやすみなさい。


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