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執筆者の写真秋山妙子

記憶 ひまわり 笑顔


老人ホームに施術に行って来ました。

認知症の方が多いフロアに行くと、カラフルな記憶の断片に囲まれた入居者さんが自由に午後を楽しんでいます。

認知症の方というのは、全体的にピントがぼやっとした感じのものだと思っていましたが、ここの入居者の方は思考のパーツパーツが非常にはっきりした方が多く、話していても頭の回転の速さに驚くことがよくあります。

今日、きっぱり言われて反芻した一言は

「手の温かさが人をなおすのよ」

でした。

そんな話が終わった後、洗面台で

「なによ、どうやったら水が出るの」

と、蛇口を目の前にとんでもないところをつまんだり引いたりしているのを見ると、不思議な気持ちになります。

その施設のスタッフさんの中に、抜群の人気を誇る女性スタッフさんがいます。

笑顔がとっても素敵、印象に残る笑顔で、なぜか「寮長さん」とか、「館長さん」と呼ばれています。

寮長さんが大好き、と伝えて来た入居者さんに、

「わかります、笑顔がひまわりみたいですものね」

と感想を言ったら、

「あなた、なかなかいい表現するわねー」

と褒められました。

赤ちゃんは最初に笑顔を判別するといいますが、

最後まで判別できる、最も安心できる表情も笑顔なのかも!

連休は終わっちゃったけど、皆さんも笑顔で、明日も頑張りましょうー!


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