お客様のお話は、溜めてあった水を抜いたときのように、自然に一定の方向に向かいます。
そこが本日のセッションの要。
体の状態により細かく分類がかかり、指先から感情の過程が感じられてきます。
最初は元気だったお客様が、
「実は今ね」
とお話されることも、よくあること。
元気がなくなったとき、何をしますか?
寝続けて、寝続けて、起きたら、自分がだらしなく思えて、責めてしまう。
体の修復が必要な疲れの場合は、睡眠が本当に大切です。
寝ましょう。眠りましょう。寝続けましょう。
気持ちが絡まってほどけなくなったとき。
色、音楽、香り、触覚、味覚。
色々なものが気持ちを修復してゆきます。
オーガニック精油やシルク、歴史ある絵画、そんなものでなくてもいいのです。
自分のお布団のにおい、好みの顔立ちの異性、子供のおしゃべり、シモネタ満載のお笑い。
5感が鈍くなってどれも灰色な感じになったとき。
まだ元気が少しでも残っているなら、
眼をつぶって、思い出せますか?
砂浜に立ったとき。山に立ったとき。暗闇で焚き火を見たとき。犬や猫がよりかかってきたとき。
温泉にしゃがんで、お湯の温かさに声がでたとき。生で、素晴らしい音楽に包まれたとき。
イメージできたら、体はその状態になります。
肌が一斉にゆるんで、眼の奥や首もゆるみます。
脳内旅行は、満員電車の中でもできます。
一度経験したことなら、何度でも思い出せます。
私は電車の中で眼をつむって、
小さかった息子や甥たちと一緒にコーヒーカップに乗ったときを思い出したり、
皆で海に腰までつかって、ひたすら次の波を待ったり、しています。
こまめに修復しましょう!!
(i k i にもどうぞお越しください)