「35歳からの婚活事情」、このイベントが終わってから1か月も経ってしまったのですが、講演は無事終了しました。
私は49歳で婚活を開始し、52歳で結婚しました。女性の皆さんに羨ましがられる「別居婚」です。
「私も婚活したいんです」「どうやって相手を見つけたのですか」
質問を受けて話すとき、声を大にして言いたいことがあります。
(ここからは私見になりますので異論はあると思います。悪しからず)
それは、「そこにトキメキを求めなさんな」ということ。
なぜなら、外見や所作にトキメキを感じてしまう素敵な殿方は、一般的な婚活市場に居ないからです。彼らは、とっくの昔に捕獲されています。笑
そして、婚活は「恋愛発展道場」ではなく、「就職活動」「不動産売買」と似ています。純粋なマッチング、双方ウィンウィンになるべく動く「取引」、お互いが求めるものが合致しないと、成立しないのです。
「妙子さんはオイルマッサージも上手いし、文章も上手いし、元気だし」とほめてもらったとして、よおし、こんなに色々褒めてもらえるなら、おっきな会社で頑張ろう!IBMやマイクロソフトで働こうとしても、入れてもらえません。IBMのニーズに私のチャームポイントは必要なく、彼らが欲しいと思う能力が私に無いからです。
そんなとき、「なによ外資って!結局英語力とITと頭の良さしか求めてないじゃない!わかってないわ!!」と怒ってみても、仕方ない。
結婚したい殿方も同じように、求めているニーズがあります。マッチングができないということは、適切な自分の市場価値の見積がずれている。極論ですが理想を思いっきり下げさえすれば、だれでも即結婚できるのです。
特に「初対面の中年ルックス」からは、男女ともにトキメキを感じられる要素が激減します。
多くの中年女性が
「私、そんなにおばさんじゃない!かわいいって言われるし、絶対年齢より若く見られる」
と考えていますが、ちょっと考えてみてください。
「49歳なんです」と言ったときに
「えー!55歳くらいかと思いました」
「49歳なんですね!以外ー!もっと上かと思いました」
って言う人なんて、いないんです。全員とりあえず「49歳には見えないー」「若いー!」
気の利くメンズさんなら、「妙子さんとならいけますよ」って言うんです、それが日本のご挨拶です。
私の考えですが、「自分が殿方ルックス基準にまだいけてるかどうか」のポイントは、普通に生活している中で、全く知らない男性から声を掛けられるかどうか、だと思います。
外見が抜きんでた女性は、年齢問わず、新幹線の座席や、待ち合わせで立っているときなど、男性から声をかけられています。
見知らぬ殿方に声をかけられることなく、平和に生きている女性のルックスは、人並みです。とびきり美人じゃなくても、若いだけで声をかけられる。若いからって何よ!と思うかも知れませんが、男性にとって程よい若さは、圧倒的なトキメキ基準なのです。
その他にもいろいろ思うことはありますが、
「自分は既に一般的な恋愛→結婚の対象としての女性リストから外れているのだ」
と自覚し、「結婚したい男性」のニーズを把握し、プロのアドバイスを素直に受け入れ、ニーズに合った自分の長所をPRしていく、その繰り返しに尽きると思います。
と、ここまで書いておいて。
最近普通に出会って結婚した42歳以上のカップルに何組も出会いました。感動!
彼らの共通項は、
①趣味その他別の目的で出かけた場所にいた。
②最初は異性として全く意識しないほどの存在感だった。
③異性として意識していないので、のびのびと勝手にふるまっているうち、仲良くなった。
です。理想的!!
そんな出会いができたら、最高ですね。
なるべく色々な場所にでかけて、楽しんでみませう!
で、一番大切なことですけど、ホントに結婚したいのかどうかも、考えてみたら良いかも。
どうして今更結婚したいのか?を考えるのも、面白いものですよ。
やらない後悔より、やる後悔。
気になったら、動いてみましょう。
私もまたお話したいと思います。
最後に。私たちがおばあちゃんになったころは、面白い独身コミュニティが沢山できているのではないのかな、と思うのです。
いまいちぱっとしないおじさんのニーズに合わせていくより、素敵なコミュニティ作りに邁進するのも良いかも。
新しい社会を作りつつ、毎日を豊かに生きていきたい。
お話したい方は、サロンにいらしてね。
ではでは、サロンでお会いしましょうー!
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