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執筆者の写真秋山妙子

「エセ菩薩」


最近色々思うことあって、コーチングを受けてます。


コーチと一緒に自分の観察を続けているんだけど、40歳前後で他のコーチを付けていた時と、現在の自分のアンテナが全然違う。


身体のサイズの変化を服の大きさで知るようにリアルに面白い。変化し続けていることを感じます。


40歳あたりはまだ組織に勤めていて、結婚を前提に10年以上同棲していた彼と生活していた。息子の学費もあったし、経済的にも精神的にも1人で生きていくなんて絶対無理だと思っていた。


混乱するほど苦手なことも多かったし、私なんかが首を突っ込んではいけない、場違いで情け無い、と思い込んでいたことも大量にあった。


自分を殺すことが優しさで、それが女の器だと思っていた。(昭和)


当時の彼に「菩薩」と言われて嬉しかったし、その優しさは必ず私に還元されるもの、童話のようにやがてあり得ない程の眩しさを持った幸福となって、誰かがサプライズでプレゼントしてくれるものだと信じたり、していた。(まあまあ粘っこい黒さ)


そこから10年経って、まあ色々あって。


昔より今のほうが凄く、面白い。

ちゃんと物の味がする。

自分も、人生も。


嫌なことは「嫌です」と割と悪意を持ってザクザク言うようになったので、ムラタさんが「妙子さんが毒を吐く」と言う。


エセ菩薩のゆり戻しかも。それもそのうち収まると思います。

悪いけどちょっと辛抱して頂戴。笑


コーチングの最後に

「2月を描いてみてー」

って言われた。

美大のへんなプライドが残ってるので、こういう投げられ方が苦手だ。

受験の時の

「2月をイメージしてデザインしなさい」

みたいな課題を思い出してしまう。


2月のお題なんてどうでもいいや

って思いつくまま線を描いて、輪郭を無視して塗っていったのがこれ。



黄色いところは空白なんだけど、顔みたい。


家の植物も静かに細かく新芽を(目を)出し始めた。

季節が変わることがわかって嬉しくなる。


ここまで来たらば、もうそこまで致命的なことも無いだろうし、あっても対処できる気がする。


自分でそう思えるようになったのは嬉しいし、まだまだ先に変化が待っている気がします。


それを鯨のように大口空けて、全部丸呑みしていこうと思っています。


皆様も、それぞれに。


サロンで、お話しましょうー!




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